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採水・前処理例


環境DNA迅速検出のプロセス

PCRに供するサンプルを採取・抽出する方法として、以下のような作業が参考になります。

川などでバケツなど使って採水する写真

川などで、バケツなど使って採水します。


採水・ろ過:約5分

  • 1.採水

    バケツから採水する写真
    バケツから採水します。
    採水量は水の濁り具合で変化します。
  • 2.カートリッジ型フィルターによる濾過

    カートリッジ型フィルタの写真
    シリンジを使って、カートリッジ型フィルタ(ステリベックス等)を用いて、ろ過します。

DNA抽出:約10分

  • 3.DNA抽出試薬の注入

    DNA抽出試薬の注入の写真
    フィルタに、市販の抽出試薬を注入します。
  • 4.ボルテックス

    ボルテックスの写真
    撹拌のため、ボルテックスなどで容器を振動させます。
  • 5.カートリッジの注入口側から排出

    カートリッジの注入口側の写真
    フィルタから、抽出液を取り出します。
  • 6.中和

    抽出液を中和する写真
    抽出液を中和します。
  • 7.遠心(残渣の除去)

    遠心・残渣の除去の写真
    藻などの不要物を遠心分離機などの用いて分離します。
  • 8.DNA溶液

    DNA溶液の写真
    分離した上澄み液を「試料」として分離します。

PCR分析:約10~15分

  • 9.DNA溶液と増幅試薬の混合

    DNA溶液と増幅試薬の混合の写真
    PCR試薬(マスターミックス)と混合します。
  • 10.マイクロ流路チップに注入

    マイクロ流路チップに注入
    測定用チップに導入します。
  • 11.マイクロ流路チップをPCR装置にセット

    マイクロ流路チップを装置にセットする写真
    PicoGene®PCR1100にマイクロ流路チップ挿入しフタを閉じます。
  • 12.リアルタイムPCRで環境DNAを検出

    リアルタイムPCRで環境DNAを検出する写真
    PicoGene®PCR1100のスタートボタンを押して測定開始。
    約15分で分析が完了します。