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PicoGene® PCR1100でのPCR作業時の注意点


PCR作業における注意点

PCR作業では、作業後、目的物が~240倍に増幅されます。従って、後産物の処理を丁寧に行い、次の実験に後産物を持ち込まない管理(コンタミネーションの根絶)が必須です。
そのため、実験を行う毎に、使用する機器(ピペットチップ)等を新しいものするのは当然のこととし、手袋も新しいものを使用するように徹底して行ってください。
PicoGene® PCR1100を用いたPCR作業では、後産物はチップ内に封じ込められます。チップを分解して内部から後産物を取り出す等の作業を行いますとコンタミネーションの原因となりますので、行わないようにしてください。

DNAを分析するにあたり、以下の準備は必須となります。

  • 手袋の着用
    適切なタイミングでの交換(サンプルごと、測定点ごとなど)
  • 使用する器具
    ピペットチップの適切な取り扱い
    ピペットチップの使い回しの厳禁
  • その他
    陽性コントロール(鋳型)の取り扱い

PicoGene® PCR1100を用いた検出系では、両側にフィルタが内蔵された流路チップ中に試料が閉じ込められます。このため、PCR後産物によるコンタミの可能性は大幅に低減されています。使用後の流路チップは分解せず、廃棄することをお勧めします。


注意事項


用途

弊社で扱うPicoGene® PCR1100およびPCR試薬はすべて研究用のみの用途とします。医療、医薬品、診断用医薬品の用途には使用できません。
弊社で扱うPCR試薬は、PicoGene® PCR1100用に最適化されています。市販のPCR装置での動作は保証されません。


発送

冷蔵保存:保冷材同梱
冷凍保存:ドライアイス同梱


保存

試薬の保存は、製品ラベルに表示された条件に従った保存してください。


流路の試料注入時の注意点

以下は、デューロチップの試料注入時の注意点です。以下の成功事例、概ね成功事例、失敗事例を参考にしてください。デューロチップを平面に置き、真上から注入することが必要です。


(1)流路への試料注入成功事例成功事例

  • 流路試料注入成功イメージ

    流路試料注入成功事例画像
  • 1-流路への試料注入の成功イメージ拡大

    1-流路への試料注入の成功イメージ拡大写真

(2)流路試料注入概ね成功イメージ

  • 流路ほぼ成功したサンプル

    流路ほぼ成功したサンプル
  • 2-ディロチップほぼ成功したサンプル

    流路ほぼ成功したサンプル拡大写真

(3)失敗事例(気泡大)

  • 流路-大きな気泡-失敗イメージ

    流路大きな気泡失敗事例
  • 3-流路-大きな気泡-失敗事例-拡大写真

    3-流路-大きな気泡-失敗事例-拡大画像

(4)失敗事例(逆流)

  • 流路-大きな気泡-失敗イメージ

    4-測定チップ-大きな気泡-故障事例
  • 4-測定-チップ-腐敗-気泡-故障-事例-拡大イメージ

    4-測定-チップ-腐敗-気泡-故障-事例-拡大画像

(5)失敗事(細切り)

  • 5つの流路チップ逆流故障イメージ

    5つの流路チップ逆流失敗事例
  • 5-流路チップ多数気泡失敗事例-拡大イメージ

     5-流路チップ多数気泡-失敗事例-拡大画像