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プライマー、プローブの準備


プライマー、プローブの準備

モバイルPCRをご使用頂く際には、TaqManプローブをご使用頂く必要があります。SYBR Greenはご使用頂けませんので、ご注意下さい。
PCRは世界中で多くの研究が行われおり、プライマー及びプローブの文献などから適切な配列情報を確認することが可能です。モバイルPCRにも、一般にPCR用として市販されているプライマー及びプローブをご使用頂くことが可能です。

既知の配列からプライマー・プローブを作製される場合、多くのメーカーが合成を請け負っています。

プライマー・プローブ選択(合成)時に考慮する主なポイントは以下の通りです。
モバイルPCRをご使用になる場合には、増幅長は150bp以下をお勧めします。

  • Tm値に関しては従来PCR装置用と同様の考え方で設計してください。二つのプライマーのTm値が離れすぎていない事、プローブのTm値はプライマーのTm値より数℃~10℃高い事が必要です。
  • 試薬には単独、マルチプレックスに係わらず、必ずFAMプローブを導入ください。
  • マルチプレックスを行う場合にはこのFAM以外にROX, Cy5Rを追加してください(弊社装置はMAX3項目までです)。
  • マルチプレックスを行う場合はダーククエンチャー※2を御使用ください。
  • プライマーはOPCグレード、プローブはHPCLグレードを御指定ください。

※1)セット購入の場合は、例えばLightMixRシリーズが多くの検出対象のプライマー・プローブをラインアップしています。(LightMixRはRoche Molecular Systems, Incの登録商標です)

※2)合成依頼時、ダーククエンチャーにはFAMはBHQ-1R、ROXはBHQ-2R, Cy5R はBHQ-3Rがよく使用されます。(Cy5RはGE Healthcare Bio-Sciences社の登録商標です / BHQR はLGC Biosearch Technologies, Inc.,の登録商標です)