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家畜感染症


家畜感染症

畜産動物の病気は、その生産性に大きな影響を与えるため大きな問題です。例えば、乳牛が「乳房炎」に罹患すると、牛乳の生産量が減少したり、悪い場合には全く搾乳できなくなるなどの影響がでます。また、肉牛が伝染性リンパ腫に感染していることが屠畜場で判明すると、その牛を全て廃棄することが必要になり、それまで、費やしてきた養育費等が全て無駄になってしまうこともあります。
牛や豚をはじめとする家畜は、一旦感染症が発生するとその飼育エリア全体に感染症が急速に広がることもある。たとえば鶏の場合、鳥インフルエンザへの感染が確認されると、鳥インフルエンザの拡大を阻止するために鶏舎内の鳥のすべてが処分されることが多々報告されている。このため、伝染病をもたらす細菌やウイルスを飼育エリアに持ち込ませないことは言うまでもなく、感染した場合でもその拡散を未然に防ぐことが求められる。感染が疑われる症状が発生した場合、確定診断も待たずともその個体を隔離し、拡散を抑える措置も求められる早期に発見し、迅速な検査が必要となる。


家畜伝染病の現場検査

家畜伝染病の現場検査

伝染病への感染が疑われる症状を有する家畜が発見されると、血液、体液、尿などのサンプルを採取し、これをいわゆる検査を行う機関に送付して分析の結果を待つことになる。その結果が得られるまで数日要することもあり、その間に感染が拡大する懸念は払しょくできない。そこで、農場、牛舎、鶏舎等、その現場にて迅速に検査することで、拡散の予防が可能となる。ゴーフォトンでは、家畜伝染病の現場検査に最適な解を提供しています。モバイルPCR装置PCR1100と弊社が提供する試薬 を併用することで、家畜伝染病をもたらすの細菌やウイルスを、現場で迅速に検出することができます(順次開発中)。さらにゴーフォトンの特許である検体ダイレクト法を用いると、検体の採取からPCR検査まで30分以内での検出か゚可能となります。


牛の感染症


牛伝染性リンパ腫(牛白血病)(vovine lukemia virus : BLV)

牛伝染性リンパ腫ウイルスは、牛のリンパ球に感染し、1~5%の感染牛で地方病型牛伝染性リンパ腫(牛白血病)を引き起こすウイルスです。日本における牛伝染性リンパ腫の発生は年々増加しており、2009~2011年に行われた全国調査によると、乳牛の40%、肉用牛の28%がBLVに感染していると言われています。このようにBLVは日本国内の農場に広く蔓延しており、その対策は急務です。
牛白血病ウイルス(BLV)による感染症で、発症牛には削痩、元気消失、眼球突出、下痢、便秘などの臨床症状がみられるほか、末梢血液中には量的な差はあるが異型リンパ球の出現が認められる。BLVに感染した牛の全てが牛伝染性リンパ腫を発症するわけではなく、感染牛の60~70%は無症状キャリアーであり、約30%は持続性リンパ球増多症(PL)を呈するが、臨床的には正常とされる。数ヶ月~数年の無症状期を経て、数%の感染牛がリンパ肉腫を発症し予後不良で死に至る。


牛下痢症(BVDV)

牛ウイルス性下痢・粘膜病は、BVDウイルスによって引き起こされ、下痢などの消化器症状、呼吸器病、発育不良、泌乳量t零下、流死産、先天性異常仔牛の出生など、多様な症状が認められ、発生個数及び発生頭数共に、近年全国的に増加傾向にあります。感染経路は、感染牛との接触、母牛から胎児への感染が知られており、治療法はありません。
このウイルスが発生した場合、症状の多くは一過性で回復しますが、妊娠牛が感染すると出生した仔牛が持続感染牛(PI牛)ろなり、次世代の牛に様々な問題を引き起こします。
妊娠牛がどの胎齢のときに感染するかによって退治値の影響が変わってきます。最も問題となるは、胎齢30~150日で感染し、出生仔牛がPI牛となる時期です。PI牛とは、まだ免疫機構が出来上がっていない時期に感染することによりBVDウイルスを病原体と認識できずに自分の体の一部と思い込んでしまうため、鼻汁や糞尿などに大量のウイルスを配筋し続ける牛のことです。慢性的な下痢や肺炎のため、発育不良を引き起こすことが多く、その多くは一歳未満で死亡しますが、時に無症状のまま経過することがあります。このPI牛が大量のウイルスを排菌することで、他の妊娠牛に感染が拡大し、新たなPI牛を産出するという悪循環をもたらし、牛群内及び農場間の感染を広げ、流産や死産、繁殖障害など、大きな問題を引き起こします。
基本的な対策として、①早期摘発、②侵入防止、③感染予防などが挙げられます。


乳房炎

乳房炎

一般的に乳房炎は、黄色ブドウ球菌、CNS(コアグラーゼ陰性ブドウ球菌)、OS(環境性連鎖球菌)等によって引き起こされる病気で、乳量や乳質の低下により農場に大きな経済的損失を与えます。
こうした中、2008年頃から日本国内において新しいタイプの乳房炎が報告され始めました。これが「マイコプラズマ性乳房炎」です。マイコプラズマ乳房炎の原因微生物は病名のとおり「マイコプラズマ」という細菌です。細菌の中では最も小さく、ウイルスに似た性質もあります。親牛では主に乳房炎しか起こしませんが、仔牛では肺炎、中耳炎及び関節炎の原因となります。マイコプラズマ性乳房炎の大きな特徴は急激な乳量の減少や、泌乳停止です。
農場でマイコプラズマ性乳房炎が発生した場合、最初にしなければならないことは「他の牛に感染を広げない」ということです。そのための最も理想的な対応は「隔離」です。マイコプラズマは、病気を起こす力が非常に強いこと、体内での増殖スピードがとても早い、等の理由により、他の乳房炎よりも遥かに短期間で農場内に広がります。
マイコプラズマ性乳房炎を治療するかどうかは、マイコプラズマの種類、臨床症状及び産次数に加え、生産情報なども考慮する必要があります。特にマイコプラズマ・ボビスに感染し、乳量が急激に低下するなどの症状が場合には、乳量回復が困難であったり、再発の危険性も高くなります。


サルモネラ

サルモネラ

牛が一部のサルモネラ菌属に感染すると、下痢や敗血症を引き起こすことがある。ただ、無症状の場合もある。ゴーフォトンではxxを検体とするサルモネラ検出試薬を提供しており、モバイルPCR装置を併用することで、検体を直接試薬に混合して検査する、いわゆるダイレクト検査が可能である。また20分以下で検出すること可能と、迅速性も併せ持つ。